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神戸の港

【平成27年10月30日 日々の情勢】
 中国、「一人っ子政策」廃止
 駐豪共産党の重要会議、第18回中央委員会第5回総会(5中総会)は29日、4日間の討議を終え閉幕

したようです。


 閉会後公表された総会コミュニケによると、中国政府は全ての夫婦に2人までの子供を産むことを認め

夫婦には子供は原則1人までと定めた国策「一人っ子政策」の完全廃止を結滞したもようです。


 世界最大の人口をもつ中国で1979年から続いた独自の産児制限は、36年で終止符を打ち、人口政策の

歴史的転換を図ったようです。コミュニケは廃止時期を明記していないが、中国メディアは「早ければ

年内」と伝えたようです。


 共産党は2013年の同中央委員会第3回総会(3中総会)で「夫婦どちらか一方が一人っ子の場合、2人

目を産むことができる」と定め政策の緩和を決めた。結滞の背景には、中国で進行する深刻な高齢化への

危機感があるようです。労働人口が12年に減少に転じる一方、50年には60歳以上が全人口の35%を占め、

世界で最も高齢化が進んだ国になるという国際機関の予測も出ているようです。


 中国政府にも誤算があった。13年の政策緩和の結果、対象となる全国1100万組の夫婦から毎年200万人

が生まれると見込んだが、実際には2人目の出産申請は今年5月までに13%前後にとどまっているとされて

いるようです。習近平指導部は、このまま一人っ子政策を続ければ、高齢化に歯止めがかからず、景気減速

の中で最優先課題である経済の安定成長に悪影響を及ぼすと判断したようです。中国メディアによると

一人っ子政策の完全廃止で年間300万~800万人が新たに出生すると予測されるようです。
 

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