【最近の不動産業界の状況】
■平成28年02月22日
未届けの有料老人ホーム441件で建築基準法違反 / 国交省調査 |
国土交通省は19日、未届けの有料老人ホーム等の建築基準法違反(防火・避難関係規定)のフォロー
アップ状況について、2015年10月31日時点の調査状況を取りまとめた。
09年の群馬県渋川市での有料老人ホーム火災、12年の福山市のホテル火災などを受け、全国の特定
行政庁に調査を依頼していた。調査対象は未届けの有料老人ホーム、1971年以前新築で地上3階建て以上
の旅館・ホテル、個室ビデオ店など。
未届けの有料老人ホームの調査対象1,054件(14年10月31日調査比141件増)のうち、調査済みの件数
は830件(同78件増)だった。このうち、建築基準法違反があったのは441件(同49件増)。そのうち
是正指導中は242件(同40件増)、一部是正済み55件(同5件増)、是正済みは199件(同9件増)と
なった。未是正のうち、是正計画が提出されているものは49件(同8件増)。
ホテル・旅館は、調査対象1,761件(同7件減)のうち、建築基準法違反を把握したのは846件(同変動
なし)で、そのうち是正指導中は583件(同29件減)、一部是正済み102件(同20件増)、是正済み263
件(同29件増)。未是正のうち税計画が提出されたのは264件(同11件増)。
国土交通省
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