【最近の不動産業界の状況】
■平成27年7月03日
路線価7年連続下落も下落幅はさらに縮小 / 国税庁 |
国税庁は1日、平成27(2015)年分の路線価を発表した。
標準宅地の評価基準額の前年比は全国平均でマイナス0.4(前年:マイナス0.7)と7年連続の下落と
なったものの、下落幅は引き続き縮小した。
上昇した都道府県は10(前年:8)とさらに増加。首都圏1都3県のほか、宮城県、福島県、愛知県、
京都府、大阪府、沖縄県が上昇した。下落した都道府県は35(同38)で、すべてが下落率5%以下に
収まった。
最高路線価のトップは、東京都中央区銀座5丁目「銀座中央通り」で、1平方メートル当たり2,696万円
(対前年比14.2%上昇)と大幅に上昇。2位の大阪市北区角田町御堂筋の832万円(同10.1%上昇)、3位
の名古屋市中村区名駅1丁目名駅通りの736万円(同11.5%上昇)など、上位10地点中4地点で上昇率が
2ケタに達した。
また都道府県庁所在都市の最高路線価では、上昇が21都市(前年:18都市)、横ばいが14都市(同
8都市)、下落が12都市(同21都市)となった。上昇率が5%を超える都市が10都市(同8都市)と増え、
下落率が5%以上の都市は水戸だけ(同4都市)となった。
国税庁
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