【最近の不動産業界の状況】
■平成27年10月03日
「違法貸しルーム」建基法違反は1314件に / 国交省調査 |
国土交通省は9月30日、国及び地方公共団体に通報があった「違法貸しルーム」の2015年8月31日
時点の立ち入り調査などの結果を公表した。
調査対象物件は1,978件(前回(15年6月30日)調査比16件増)。このうち調査中は368件(同35
件減)、建築基準法違反が判明した物件は1,314件(同40件増)、違反なしは91件(同2件増)と
なった。
建基法違反が判明した物件のうち、是正指導中は1,170件(同21件増)、是正済みは115件(同6
件増)、調査開始時点で閉鎖もしくは別用途だったものは205件(同9件増)だった。
違反の内容は非常用照明装置関係が984件(うち是正53件)で最多。窓先口空地関係が845件(同
41件)、防火上主要な間仕切壁関係が704件(同58件)、居室面積関係が438件(同12件)、採光
関係が399件(同14件)となった。
なお、最も調査対象物件が多い東京都の対象物件数は、1,502件になり、調査中は275件、建基法
違反物件は1,051件、是正指導中は961件となった。
国土交通省
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